【リハビリ】「理学療法士の給料は安い」は間違い!?[前編]3つの理由と高収入のカラクリとは…

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こんばんは。

理学療法士のジェネラル(@04_01yoshi)です。

 

 

「理学療法士の給料」と聞くと

 

・安いけど安定して就職出来る。

・看護師より安い。

・夫婦共働きじゃないときつい。

 

というイメージがあるのではないでしょうか。

 

半分当たりで半分間違いです。

 

上記のようなイメージや考え方で理学療法士になると身体的にも精神的にもきついかなと思います。

最悪の場合、理学療法士という職種からドロップアウトということも十分にあり得ます。

 

 

最悪の場合を避けるために、理学療法士である僕が

 

『理学療法士の給料』について経験を踏まえて解説していきます。

 

 

この記事では、

 

・理学療法士の給料は安いのか高いのか。

・給料の高低の理由。

・高収入のカラクリ。

 

上記の3点について書いています。

 

 

まず、前編では上記の項目から

 

・理学療法士の給料は安いのか高いのか。

・給料の高低の理由。

 

の2項目を説明していきます。

 

 

この記事を読むことであなたは

 

「理学療法士の給料のサンプル」

 

を知ることが出来、就活に活かすことができます。

 

実際に就職してからのギャップと戦うことのないようにこの記事を最後まで読みましょう。

 

それでは、本題に移ります。

 

 

【理学療法士の給料は安い?】

 

結論から書きます。

 

『安い・高い』の両方です。

 

…なんじゃそりゃ!!

という声が聞こえて来そうですね。

 

 

簡単に説明すると

 

『就職先による。』

 

この一言に尽きます。

 

 

僕は今までに

 

・回復期病院

・整形外科クリニック

・通所リハビリ施設

・通所介護施設

 

で勤務した経験があります。

 

 

僕の場合、新卒で年収が400万を超えていたので理学療法士の中では高い方だと思います。

 

経験上、高いところは高かったですし、低いところは低かったです。

 

「それじゃ結局のところ何も参考にならないじゃん。」

 

と言う方もいるでしょう。

 

 

安心して下さい。

それぞれ、何故高いのか安いのかを説明していきます。

それを参考にして下さい。

 

 

【給料の高低の理由】

 

同じ理学療法士なのに給料に差が出る理由は…

 

・医療なのか介護なのか。

・夜勤があるかないか。

・ルールを破っているかいないか。

 

この3つです。

 

 

個人的には

 

『ルールを破っているかいないか。』

 

という点が最も重要。と考えています。

 

それ故の3つ目という順番。

では、順番に解説していきます。

 

 

★医療なのか介護なのか

 

今までの経験上、給料は

 

『医療>介護』

 

という傾向にあります。

 

 

こうなりやすい理由は

 

・医療は青天井。

・介護には限度額という天井がある。

 

という点。

 

 

・青天井の医療

 

医療費の負担額は適用される医療サービスを利用した場合の1~3割です。

これに限度額というものは存在しません

 

病院側は提供するサービスを増やせば増やしただけ、収入が増えることになります。

 

 

・限度額が存在する介護

 

限度額のない医療分野に対して、介護分野には介護度に応じて

 

『限度額』

 

が存在しています。

 

 

この時点で

 

「医療の方が儲かりそう…」

 

と思う方もいるでしょう。

もう少し深掘りします。

 

 

・介護と医療を比べて

 

上述したように『限度額』という存在で既に劣勢に立ったような気さえする介護。

ここでさらに追い討ちをかけます。

 

様々な介護サービスを全て合計して『限度額』内に収めなければならない。

※オーバーした分は10割負担。

 

そうなんです。

 

例えば、

 

・通所リハ

・通所介護

・訪問介護

・福祉用具

 

を使用していた場合、合計を限度額内に収める必要があります。

 

限度額の中でさらにその一部が通所リハの収入になります。

したがって医療よりも収入は限られると言えます。

 

 

★夜勤の存在

 

理学療法士といえば

 

『リハビリの先生』

 

と最近ではだいぶ定着してきたのではないでしょうか。

 

 

僕が学生の時は

 

『理学療法士?なにそれ。』

 

という方が多かったです。

 

 

そんなリハビリの先生として少しずつ定着してきた理学療法士。

 

理学療法士に夜勤が存在するケースなんてあるの?

 

と思うかもしれませんが、これがあり得るんです。

解説していきます。

 

 

・夜間の生活を評価

 

夜間でも患者は寝ているだけではありません。

 

・トイレに行くために目を覚ます人

・オムツやパッド交換を依頼する人

・大きな声を出している人

 

色々な人がいますし、色々なことをしています。

 

 

その状況を理学療法士が実際に診て評価を行うこともありえます。

昼間だけではみえない問題点もみえることもあるでしょう。

 

 

・マンパワー(人手)の不足

 

介護士の不足に伴い、

 

・夕食と昼食の配膳&下膳

・口腔ケア

・オムツとパッド交換

・トイレ誘導と介助

 

などなど。

 

 

理学療法士が行う業務全てが理学療法とはかぎりません

上記のように様々な業務があります。

 

 

・夜勤があると…

 

もちろんですが、給料は上がります

 

しかし、実際に夜勤でバリバリ働いている理学療法士を見たことはありません。

 

ただ、理学療法士も夜勤をするべきだ。という意見が他部門から出ることも事実。

理学療法士が夜勤を行うことも当たり前になるかもしれません。

 

 

【ルールを破っていないか】

 

病院で収入を増やすには国からもらう

 

『医療報酬』

 

を増やす必要があります。

 

 

医療報酬というのは簡単にいうと…

 

患者さんにAという医療サービスを提供したら○円あげますよ。

Bという医療サービスを提供したら○円あげますよ。

 

という国が定めたものです。

 

 

実際の単位は円ではなく点なのですが、詳細は割愛。

 

基本的にはその医療報酬に関するルールを

 

・しっかり守るのか。

・少し破るのか。

・そこそこそ破るのか。

・がっつり破るのか。

 

の違いで収入が変わります。

 

 

ルールを破るとリスクもあるんですが、しっかり守っているところを教えてほしいくらいみたことがありません。

 

 

【前編のまとめ】

 

前編では

 

・理学療法士の給料は『安い・高い』の両方が存在する。

・高低が存在する理由

 

上記の2つについて書かせて頂きました。

 

 

当たり前ですが、病院や施設でも一般企業と同じように儲かってるところとそうでないところがあるので一概には言えません。

 

しかし、後編では実際にあったルール破りのエピソードについて書いていきます。

個人的には後編にかなり熱が入る記事です。

 

よろしければ後編も読んで下さい。

ありがとうございました。

 

 

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